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ETCC 2010 3.5時間耐久 参戦報告

深夜4時、名古屋から出てずっと雨雲の下を走りつづけ、富士スピードウェイでは霧が待ち構えてました。
そんな天候の中始まったETCC、ヨーロッパツーリングカーチャンピオンシップ
2010年度、全4戦中の開幕戦です。
今回、我々のチームは3.5時間の耐久レースに2台体制で挑みます。
OC2000クラスにBMW318isオレンジ号
一つ上のOC3000クラスにBMW328i紺色号。

天気予報通りに昼過ぎからは晴れて、耐久レースの決勝が始まる直前のスーパーカーによるバトルにて路面も乾いてきました。
ところがコース清掃に時間がかかり、予定より15分ほど遅れてスタート。

の予定が…。

ピットロードにて全車待機してる中、オレンジ号がスタート前に戦線離脱。
オーバーヒートになってしまい、急遽拾ってきたペットボトルでラジエターに水をかけて冷やし、再度エンジンを始動しようとするもセルが回らず始動不能。
バッテリーを繋いで始動し、出走したものの2周でエンジンが止まりコース上でストップ。

けん引されて帰ってきた車を調べるとバッテリーが充電されてない。

どうも電気料金不払いで、電気が止められたようですね。

そんなことをしてる間に、紺色号は主催者の独断によるハンデのため、19台中の18番手、7分遅れてコースインしました。

他の速い車が2分10秒から15秒でラップするなか、5〜6秒台でラップを重ねて順調に追い上げ。
耐久なので8割のペースで走るものの、アルファ156を走らせるGTドライバーの谷口信輝選手を抜く時は4秒台が出てしまったようです。

3.5時間を3人で割ると1人あたりちょうど70分。
予定通り70分少々手前で最初のドライバーチェンジ。
このピットイン前の状態で17台抜きしてトップになってました。
流石は山田選手です。

ここからは第2ドライバーの三谷選手。
他車も次々ピットインしてこちらはトップをキープ。
谷口選手のいる2番手のチームは15秒台で走ってるのですが、こちらはまだ5〜6秒台で走ってるためにタイムダウンの指示を何度か提示。
しばらくタイヤと燃費に良い走りに徹し、じわじわ離れていく同一周回にいる2番手の様子を見ていると…。
第2ドライバー走行時間終了間際に、2番手の車がエンジンブロー。
300R付近にオイルを撒いてしまい、セーフティーカーが入ります。

こちらにとっては大チャンス!。
ちょうどドライバー交代の準備をしてたとこでしたのですぐにピットイン。
第3ドライバーの石田選手に交代。

新たな2番手には2周の差がつき、ぶっちぎりのトップに立ちました。

ところがレース残り時間50分頃。
2番手のポルシェケイマンSが毎周2分1秒台というタイムで追い上げてきます。
ストレートのスピードが明らかに速すぎる。

我々のOC(ワンカー)クラスとは別のTR(トランスポンダリレー)クラスの車です。
こちらはドライバーごとの車で走り、タイム計測用のトランスポンダとゼッケンを使い回して走るクラス。
ちなみにドライバーチェンジごとに降りてきたドライバーがパンを食べ、食べきるまでエンジン始動が出来ないという面白いルールがあり、別名パン食い競争リレーとも呼ばれてます。
主催者が用意するパンの数はチームごとに違い、これでハンデをつけてます。

タイムの遅い車から走らせ後半戦で追い上げる作戦のようで、
燃費走行をしてるこちらとのタイム差は約10秒。
2番手に3周差をつけてトップになってたので、オレンジ号で走れなかったドライバーに走らせる作戦でしたが、 ドライバーチェンジをしてる間に追いつかれてしまうという計算結果になってしまいました。

このまま我々の第3ドライバーが走っても1周差をつけて勝てるのですが。
1人あたりの走行時間は70分までのルールなので、ちょっと早めにドライバーチェンジをした我々は最後のドライバーが80分走ることになりペナルティになってしまうのです。

ここは確実に総合優勝すべく、残り50分3周リードしてる状態ですがタイムアップのサインが出ます。
しかし、さすがにポルシェは速く残り30分の時点で2周のリードとなりました。
70分ルールのペナルティが1周減算とすると、ギリギリ追いこされてしまいます。
ペナルティ覚悟で第3ドライバーにそのまま走ってもらうか、ペナルティを回避してタイムロスしてでもドライバーチェンジするか判断に迷うところ。

と思ったのですが。
残り20分少々で2番手のポルシェが緊急ピットイン。
わりとすぐに出て行きましたが、これで我々の優勝はほぼ確定。
一応ペナルティ回避のためにピットインのサインを出そうとすると、それより早くチェッカーが振られました。
15分遅れで始まったのですが、走行時間を短縮してスケジュールを調節したようです。

おかげで2番手に2周差をつけ、予定通り総合優勝です。
F1でも使うポディウムの真ん中は気持ち良さそうですね。

これでまた主催者の独断によるハンデがキツくなるでしょう。
ハンデ用のパンを用意されるか、Sタイヤからラジアルに変更すると宣言しなければならなくなるか。
4月25日の第2戦、鈴鹿でどんな波乱があるかわかりません。

そしてこの記事はチリ沖地震で津波が起き、海沿いの東名高速と国道1号線が止まるという波乱の中書いてます。
9時間走ってまだ静岡から出られないんですけど(;_;)

ETCC(ヨーロピアンツーリングカーチャレンジ)
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